こんにちは、asatoです。
僕はタスクなチケットでもユーザーストーリーを書いてみよう!という過激派?なのですが、ストーリーなチケットかタスクなチケットにかかわらず「これは書かなくても明らかだからユーザーストーリーいらなくない?」と言われることがあります。
そんなときは「諦めないで!」って言うんですが、僕の思考回路を記しておきます。
明らかなら1分で書ける
ユーザーストーリーは「Who」「Why」「What」を明らかにしてくれます。それが当たり前ならフォーマットに沿って書けばいいだけです。書きましょう。
書けないのは明らかになってないから
書かなくてもいいのでは?というときは大体書けないときです。書けないのは「Who」「Why」「What」のいずれかが明らかではないからです。特に、「Who」「Why」ですね。「Who」に関しては、「ユーザー」としか書けない場合も、まだ何か明らかになっていない可能性を感じていいと思います。もっと属性や特徴があるはず。
例えば、よくあるログイン機能。ログイン機能なんてあって当たり前だから、ユーザーストーリーなんていらない、は危険です。どんなユーザーセグメントかによって適切な認証方法が異なったり、Whyが不明瞭なままユーザーに入力してもらう情報が増えていきます。一覧ページなどとそこで表示してもなんの変化も促さない情報が、重要な情報の表示を圧迫します。そしてこれらは、後になんであるのかわからないけど、あるから消せない仕様になります。ユーザーストーリーを諦めないでください。
タスクなチケットはもっとよくあります。社内のお作法でやらなければならない(と思っている)ことは多いです。そのユーザーストーリー、つまり誰の何のためのものなのかを書けないなら、本当にそれに貴重な労力をかけてやる意義があるのかを考え、改善するチャンスかもしれません。本当に、ユーザーに価値を早く届ける以上に必要なことなのでしょうか?それを正せとは言いませんが、少なくともそれが誰のためになぜ重要なのか、または自分たちにとっては不要なものなのか、を共通認識する時間は必要です。
Conclusion
ということで、ユーザーストーリーを諦めないでください!
最初のうちは、ユーザーストーリーを書くことがとても大変で時間のかかることかもしれません。それはまだあなたの脳にユーザーストーリーが馴染んでいないからです。つまり「誰の何のために何が必要か」という風に物事を考える回路が整備中なのです。諦めずに、馴染ませましょう。
馴染んだら、明らかなものは1分で明らかにできます。嫌になるくらい時間がかかるなら、その機能は危険信号です。諦めず、しっかりと、「Who」「Why」「What」に向き合っていきましょう!