「そりゃそうだろ」と「え、そうなの」をよく右往左往するので、ブログにまとめておく。
Cycle TimeとTime in Status
まずはCycle TimeとTime in Statusの定義をおさらい。
Cycle Timeはある定義されたワークフローにおける「作業項目の開始してから終了までの経過時間」(From latest | カンバンガイド | カンバンガイド )。
Time in Statusはそのワークフロー内の各ステータスの滞留時間のこと。
例えば、ワークフローAは2つのステータス1、2(待ちやアクティビティ)からなっているとする。ステータス1に2日、ステータス2に5日滞留していたとすると、Cycle Timeは7日。
つまり、
一方で、
直感的にわかりそうでわからない。
ばらつきがあるとTime in Statusの中央値の合計はCycle Timeの中央値にならない
例えば、
| Time in Status1 | Time in Status2 | Cycle Time | |
|---|---|---|---|
| Item A | 1 | 100 | 101 |
| Item B | 2 | 3 | 5 |
| Item C | 100 | 1 | 101 |
このとき、
となる。逆に、
| Time in Status1 | Time in Status2 | Cycle Time | |
|---|---|---|---|
| Item A | 1 | 100 | 101 |
| Item B | 99 | 98 | 197 |
| Item C | 100 | 1 | 101 |
のときは、
となり、こちらもCycle TimeとTime in Statusで乖離があるように見えてしまう。
このように同じステータスでもアイテムによってTime in Statusにばらつきがあったり、同じアイテムでもステータスによってTime in Statusにばらつきがある場合、Cycle Timeの中央値とTime in Statusの中央値の合計は全く違う値になる。
これはちなみに平均値だと起きない。
| Time in Status1 | Time in Status2 | Cycle Time | |
|---|---|---|---|
| Item A | 1 | 100 | 101 |
| Item B | 2 | 3 | 5 |
| Item C | 100 | 1 | 101 |
| 平均値 | 34.3 | 34.7 | 69 |
クロスファンクショナルなチームではTime in Statusの合計はCycle Timeよりも長くなる
集計方法によるけど。
ここで言っているクロスファンクショナルチームとは、『 The New New Product Development Game 』のアプローチの分類のType B(Sashimi)やType C(Rugby)のようなチーム。

こういうチームは従来のフェーズ分けがオーバーラップするので、開発中かつテスト中みたいなことが起こる。各ステータスごとに開始日・終了日を独立して計測したりしてる場合、オーバーラップ部分はTime in Statusを合計すると重複して加算されることになる。
なので、こっちは平均値でもTime in Statusの合計とCycle Timeは一致しない。
おわり
思い切った数字を例で使うとわかりやすかった。
サポートもお待ちしております!