こんにちは、asatoです。
プロジェクトマネジメントの文脈で、DoingをDoingととらえると上手くいきにくくなるのではという話です。
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DoingはToDoと同じUndone
プロジェクトの進捗報告などで、よく「〇〇は着手中です!」「検討開始してます!」「よし、OK」みたいなシーンありますよね?しかし、Doingはまだ何も終わってません。進捗率99%でも残りの1%に大きな問題が潜んでいる可能性があります。不確実性を抱えているという点において、 ToDo(未着手)とDoing(着手中)に違いはなく、どちらもUndone(未完了) です。
DoneかUndoneかで捉える
では何に注目するかといえば、Done(完了)です。Doneしたものは不確実性がありません。絶対に終わっています。ですので、プロジェクトマネジメントではそれはDoneなのかUndoneなのかの二者択一でタスクを見るようにしています。
『アジャイルサムライ』にも、次の名言が出てきます。
「完了」とは完了のことだ
素晴らしい一文ですね。
アジャイルサムライ――達人開発者への道
JonathanRasmusson(著), 西村直人(著), 角谷信太郎(著), 近藤修平(翻訳), 角掛拓未(翻訳), 西村 直人(読み手), 角谷 信太郎(読み手)
オーム社
DoingのDoneを伝える
とはいえDoingはDoingで共有したくもされたくもあります。ではDoingなタスクは「着手中です!」以外に何を共有すればよいのでしょうか?
ぜひDoingの中のDoneとUndoneの話をしましょう。
「このタスクは〇〇と〇〇はDoneしていて、〇〇がまだUndoneです。」
他の人たちが懸念している事項がDoneの〇〇にあれば「よし!」ですし、そうでなければ「気は抜けない!」になります。
進捗共有会よりも完了共有会を
言葉遊びかもですが、「進捗共有」では「進捗中です!」が使えます。つまり、ToDoかDoingかに焦点が合いがちです。
「完了共有」では、「進捗中です!」は「終わってません!」と同義ですので、DoneとUndoneに焦点が合います。
もしチームの焦点がToDoとDoingに合っているならば、適切で直接的な言葉を選んでDoneとUndoneに焦点を向けてみてください!
まとめ
「ToDoかDoingか」よりも「DoneかUndoneか」に焦点を合わせましょう!